Last Update: "2007/10/06 20:05:45 makoto"
以下の説明は、玄箱、disk、の他に (1) Unix 的操作の可能な計算機
(2) 直列通信口、
の二つが利用出来る場合を想定しています。
その二つは同じ箱でももちろん問題ありません。
また、この例では
4.99.3
の設置を紹介しています。
(
evbppc 版
も用意しました。これは
無改造でネットワークから sysinst
可能な版です
)
これらは全て
かわうちさん
の作業された
玄箱でNetBSDを動かす
のものを使っています。
getting stuff
- 4.99.31 -- evbppc/20070921
- ftp://ftp.ki.nu//pub/NetBSD/snapshot/20070921/
(
build-20070909.html
) ... 改造有専用
- 4.99.8 -- evbppc/20070114 (not confirmed to work)
- ftp://ftp.ki.nu//pub/NetBSD/snapshot/20070114/
- 4.99.3 -- evbppc/20061019
- ftp://ftp.ki.nu//pub/NetBSD/snapshot/20061019/
- 4.99.3 -- sandpoint/20061008
- ftp://ftp.ki.nu//pub/NetBSD/snapshot/20061008/
改造有無の違いは netbsd-GENERIC_MD.gz に telnetd が入っているかどうかです。
上記無印は改造無可の意味です。その
改造無可の netbsd-GENERIC_MD.gz を使って起動し、改造有専用の snapsnot を 設置すること
は可能です。
入手したら
玄箱と disk を入手したら: 次のようにします。
(*1)
上にも書いていますが、
直列通信口の
半田付なしでも上記は可能
です。
また NetBSD の導入は、ここで紹介している以外の方法でも可能です。例えば
USB に入れておいて起動し、そこから作業する、
という方法もあります。
(最初のうちは)
電源を入れる時に、後のボタンを押しながら、前のボタンを押します。
こうすることによって watch dog による強制的な Linux の再起動を防ぎます。
材料の説明
| 種類・名前 | 説明 | 汎用(○)・専用 |
1 | nbloader_v3.o | Linux 側で動き NetBSD のカーネルを読み起動させます | Linux カーネル依存 |
2 | netbsd-GENERIC.KUROBOX_MD.bin | 設置用のカーネル。メモリディスクで動作 | ○ |
3 | netbsd-GENERIC.KUROBOX.bin | カーネル(起動専用, non ELF) | ○ |
4 | boot-selector | 起動選択 | ○ |
ここで汎用と言っているのは、Linux のカーネルの版や、箱の種類に依らず、共通のものが使えるという意味です。
binary 形式
また上の表で、
2 や 3 の項目の
*.bin というのは 元の * から ELF header を外したものです。
nbloader は ELF 形式でなく、裸の二進形式を読みます。
これらの形式は、
次のように写して作ります
objcopy -O binary netbsd netbsd.bin
objcopy は binutils に含まれているもので、生の玄箱では使えない場合がありますが、
cdrom から追加すれば、使えるようになるはずです。あるいは、
debian 化した玄箱か、powerpc 上で動いている
NetBSD 等での操作でも構いません。
2. の設置用のカーネルは、
最近の nbloader_v3 の 28M バイト制限(つまり事実上制限無)
向に汎用のものを作っています。ただし、いまのところ HG のみ動作確認をしています。
また最後の 4 の boot-selector は必須ではありませんが、
とても便利です。
区画 (fdisk)
今回の例では、fdisk の区画は次のようになっています。
大きさ(G) | 用途 | 今回では | sysid |
0.125 | Linux / | /root に 上記材料で示したもの | 131 |
0.25 | Linux swap | | 130 |
157 | NetBSD | | 169 |
kuro-hg# fdisk
Disk: /dev/rwd0d
NetBSD disklabel disk geometry:
cylinders: 319120, heads: 16, sectors/track: 63 (1008 sectors/cylinder)
total sectors: 321672960
BIOS disk geometry:
cylinders: 1024, heads: 63, sectors/track: 16 (1008 sectors/cylinder)
total sectors: 321672960
Partition table:
0: Linux native (sysid 131)
start 63, size 256977 (125 MB, Cyls 0/3/16-255)
1: Linux swap or Prime or Solaris (sysid 130)
start 257040, size 514080 (251 MB, Cyls 255-765)
2: NetBSD (sysid 169)
start 771120, size 320898375 (156689 MB, Cyls 765-319116/35/8), Active
3: <UNUSED>
kuro-hg#
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